こんにちは。
今回もハリーポッターから英語を学んでいきましょう。
今回は「謝罪する」というとてもシンプルな場面で使われるフレーズです。
どんなシチュエーションで使われているフレーズ?
前回、大男が突然小屋に現れ、怯え切ったバーノンが銃を構えながら「Who’s there?(誰だ?)」と言いました。
前回記事
そして姿を現した男は、扉を力ずくで開けるのですが、扉ごと床に倒しちゃいます。
その後扉をまた拾って、もとの位置に戻してから一言、「 すまんかったな。」というのです。
あんまり細かく語れるシーンではありませんw
簡単に言ってしまえば、「 ドア壊しちゃった!すまん!」という事です。
「すまんかったな。」なんて「ごめんなさい。」みたいなもので、「英語にするなんて、簡単でしょ。」と思われる方も居るとは思いますが、豆知識も手に入れたので、読んでいただけると嬉しいです。
「すまんかったな。」(ごめんなさい。)は英語で何て言う?
映画の演出上(役柄上?)、「すまんかったな。」なんて謝り方をしていますが、要は「ごめんね。」という事です。
普通に考えていくと、「I’m sorry.」で「ごめんなさい。」となりますよね。
映画ではこのように言っています。
Sorry about that.
すまんかったな。
単語確認
sorry ごめんなさい
about ~について
that それ(ここではドアを壊してしまったこと)
「
sorry」には、「後悔」「申し訳なさ」「可哀想」のように「気持ち」が含まれています。
「about~」で、aboutの後ろに物事を入れることにより「~について」となります。
「that」は、「そのこと」と言った感じです。
「そのことについてはごめんなさいね。」=「すまんかったな。」ということです。
「I’m sorry.」と「Sorry.」ですが、「ごめんなさい。」と「ごめんね。」のようなものです。
「I’m so sorry.」で「 本当にごめんなさい。」ともなります。
「sorry for」と「sorry about」の違い。
「sorry」の後ろには、「for」や「about」を付ける事で、何に対して謝っているのかを伝える事が出来ます。
先ほどの「Sorryaboutthat.」もそうですね。
I’m sorry for making the mistake.
ミスをしてしまってごめんなさい。
I’m sorry about the mistake.
ミスについてはごめんなさい。
何が違うのか、一見凄く分かりにくくないですか?
「for」には「申し訳なく思う」という「お詫び」の気持ちが含まれています。
「about」には「残念に思う」という「後悔」の気持ちが含まれています。
そのミスによって相手に迷惑をかけてしまい、「申し訳ない」というときには「for」、なんで私あんなミスしちゃったんだろうといった「自責の念」がある時には「about」といったところでしょうか。
「about」に関しては、「
残念に思う」という感情が根底にあるようです。
「for」は、「お詫びの気持ち」もそうですが、「可哀想に思う」といった感情も含まれます。
誰かに対して「謝罪」の意味で使う場合であれば、「for」を使うか「about」を使うかで、あまり大きな問題は出てこないと思います。
ですが「人の不幸」に対して使うときには、大きく意味が変わってしまいます。
ネタバレになってしまいますが(といっても有名ですが)、ハリーの両親は亡くなっています。
大体の方は、「ハリーの両親」に対して「可哀想」に思い、「ハリーの両親に起こった事件」に対して「残念」に思うのではないでしょうか。
つまり、
I’m sorry for your parents.
お悔やみ申し上げます。
I’m sorry about death of your parents.
あなたの両親のこと残念に思う。
という事になるわけです。
「ルールとして」というよりも、「人に対しての思いやり」として「for」の後ろには「人」を置き、「about」の後ろには「事件や出来事」を置きます。
「人に対しての思いやり」としてと言うのは、ちょっと私自身の 独断な部分もあります。
(でも、日本語でもそうですが、「人に対してのお悔やみの言葉」って難しいですよね、デリケートな問題ですし。
一般的に「こういう風に言う」みたいなものはありますが、それって「ルール」というよりも、「思いやり」の気持ちなんだと思うのです。)
話が逸れましたね、すみません><
頑張って覚えようとはしますが、使い分けは難しいです。
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