時を表す前置詞「for」「during」「through」

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今回は時を表す前置詞「for」「during」「through」を学んでいきましょう。

前置詞とは「前置詞+名詞(代名詞)」の形で、あるまとまった意味を表し、動詞や名詞を修飾します。

時を表す前置詞for

for…「ある(不特定の)期間ずっと」
この「期間」とは、「不特定の時間」を表す事が多いです。

不特定の時間」と言われると、なんだか表現が難しいのですが、不特定の時間とは、「3時間」「3年間」などを指します。

ちゃんと「3」って特定してるじゃん!」って思われる方もいるかとは思いますが、「特定の時間」とは「夏休み」「冬」「仕事中」などを指します。

「3時間」「3年間」などは、「1日のうちのどの3時間なのか?」「一生のうちのどの3年間なのか?」特定出来ませんよね。

「夏休み」「冬」「仕事中」などは、年間または1日を軸とした時に、特定出来る単語です。

それでは早速例文にいきましょう。

  
I stdied English for three hours.
私は3時間英語を勉強した。
  
We have stayed in Australia for three years.
私たちは3年間ずっとオーストラリアに滞在しています。

「for」は現在完了の文で良く使われます。

  
I have studied English for two hours.
私は2時間ずっと勉強をしています。

現在完了の場合、現在(たった今この瞬間)までの継続を表すので、「2時間」と言ったら、「2時間前~今」と「特定」出来てしまいそうですけどねw

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時を表す前置詞 during

during…ある(特定の)期間中ずっと、もしくは、ある(特定の)期間の一点
「特定の期間」なので、「仕事中」「冬」「夏休み」などになります。
  
I am always sleepy during working time.
仕事中いつも眠い。

↑この例文の場合、「仕事をしている間ずっと」という事です。

  
I don’t like get up early during the winter.
But I have to take(have) a jog during the morning.
冬の早起きは苦手だ。でも朝のうちにジョギングをしなくちゃいけない。

↑この例文の場合、「冬のあいだずっと」、「朝のあいだの一点」を指します。

ちなみに「jog」に対する動詞の「have」か「take」ですが、「haveはイギリス」「takeはアメリカ」で使われる事が多いようです。

時を表す前置詞 through

through…ある(特定の)期間の始めから終わりまで

この「期間」とは「特定」の期間を指します。
「始めから終わりまで」ということは、「ずっと」ということですね。

「特定の期間」で「ずっと」を表すときにはduringも使えるわけですが、どう使い分けるのでしょうか。
duringの場合、 「一点』なのか「ずっと」なのかの区別がつかない時があります。

  
I studied English during summer.
夏のあいだ、英語を勉強したの。

「ずっと」してたのか、「夏のうちのちょっとの期間」してたのか、怪しいところです。
throughの場合、「 始めから終わりまで」という意味しか持たないため、「ずっと」であることを敢えて示したい時に使います。

  
I felt it was so cold through this winter.
今年の冬はとても寒く感じた。

↑一時の話ではなく、今年の冬は「ずっと」寒く感じた。

「今日は寒いねー。」といった話ではなく、「今年はなんだかずっと寒いよね。」ということです。

他の前置詞はこちらから確認できます。

時を表す前置詞「at」「in」「on」
時を表す前置詞「before」「after」「in」「within」
時を表す前置詞「about」「around」「toward」
時を表す前置詞「for」「during」「through」
時を表す前置詞「since」「from」
時を表す前置詞「by」「till」
時を表す前置詞のまとめ

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