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こんばんは。
今日もさっそくハリーポッターで英語を学んでいきましょう。
今回の内容はこちら。
前回、一人で誕生日をお祝いしたハリーですが、突然小屋の扉が凄い勢いで叩かれます。
前回記事
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土砂降りかつ真夜中に扉をガンガン叩かれる音がしたらビビりますよね。
ハリーも物陰にサッと隠れて、二階で寝ていたダーズリー夫妻は、銃を持って一階へ降りてきます。
そして、バーノンおじさんがビビリながら、「誰だ?」と扉の奥に居る何者かに聞く、そんなシーンです。
「誰?」って英語で何て言うんだろう、と考えると、「Who are you?」なんじゃないの?と思う方多いのでは無いでしょうか?
それは私だけでしょうかw
チャプター4では、実は「あなたは誰?(Who are you?)」と言うフレーズが登場します。
それに関しては、またその時に記事をあげますが、「you」を相手にしている事から、「Who are you?」とは、目の前に相手が居る時に面と向かって言うフレーズです。
※文法的には間違って居ないですが、「Who are you?」は「あんた誰?」のような失礼なニュアンスになっているため、日常会話ではあまり使われません。
「(そこにいるのは)誰?」と聞く場合はこうなります。
「Who’s」=「Who is」です。
なんとなく私は、「単数」だから「Who is」なのかと思ったのです。
だから「複数」だったら「Who are there?」になるんじゃないかって。
上記の例文と同じ理屈なんじゃないかと思ったのです。
「あなたは誰?」は「Who are you?」。
「彼は誰?」は「Who is he?」。
結論を言ってしまうと「Who are there?」とは言いません。
この「主語」である「Who」は「単数扱い」になるので、「is」が来るというわけです。
ちょっと分かりにくい言い方だったら申し訳ないのですが、日本語でも「そこに居るのは誰なの?」と聞きたい時、「一人」なのか「複数人」なのかとか言うよりも、そこに居る「ひとつのカタマリ」に対して「誰?」と聞いているような感じですもんね。
「疑問詞」についてはこちらで詳しく確認できます。
→→疑問詞を使いこなそう!パート1「主語がある疑問文」
→→疑問詞を使いこなそう!パート2「疑問詞自体が主語になる疑問文」
ちなみにこの時のシーンでは、バーノンおじさんはとてもビビっていて、「Who’s there?」も震えながら言っています。
「フーデ―?」みたいに聞こえるのですが、字幕無しで聞くと、英語だとは思えなかったです。
いや、きっと聞こえる人には聞こえるのでしょうけど。
「Who’s there?」についてはお話しましたが、「Who’s it?」というフレーズを聞いたことがある方も多いのでは無いでしょうか?
この「Who’s it?」ですが、これも「扉の向こうに居る人」などに使われます。
ですが、
に対して、
という訳になります。
面と向かった相手の場合は、「Who are you?」と言えますが、英語の場合、「目に見えない相手」は「物」として扱います。
そのため、「you」ではなく「it」となるわけです。
映画では字幕も日本語音声も「誰?」としか言っていませんが、いろいろの意味が隠されてるんですね。
別に「そこに居るのは誰?」という字幕や日本語音声でも良かったのだと思います。
勝手な私の憶測ですが、「Who’s there?」は先程も言ったように「フーデー?」と、とても短いフレーズなので、その口パクに日本語音声を合わせると「誰だ?」と言うしか無かったのではないかと思います。
よく「実際、字幕は本当の和訳と違う」という話を聞きますが、それでも楽しめるから翻訳家の人ってすごいですよね(・o・)
ただ、いつかは自分の力で英語音声のみで映画の世界を味わってみたいものです。
それでは、今回も閲覧していただき、ありがとうございました。
コメント
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