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こんばんは(・∀・)
今回も引き続き、ハリーポッターで英語を学習していきます。
ハリー宛に届く謎の手紙から逃げるため、遠い孤島の小屋まで逃げこんで来たハリーとダーズリー一家ですが、小屋に何者かがやってきました。
そして前回、小屋の扉を破ってとても大きな男が姿を現しました。
[nlink url=”https://harry-english.saa0616.com/sorry/” title=””]
その大男に対し、ハリーの叔父であるバーノンは、「不法侵入罪だぞ!」と怒鳴り、銃を構えて追い払おうとします。
(「不法侵入罪だぞ!」のフレーズについては、日常生活であまり使わなそうなので、記事にしていません。)
大男は、怯える事もなく、「お前はすっこんどれ!(Dry up,Dursley.You great prune.)」と銃を折り曲げてしまいます。
人に対して銃を向けるのも野蛮ですが、銃を折り曲げるというのもなかなかダイナミックですねw
このシーンでは、日本語字幕だと「すっこんどれ。」、日本語音声だと「黙れ、ダーズリー。お前はすっこんどれ。」となっています。
そして肝心なフレーズですが
これは直訳すると、「黙れダーズリー。おっきなスモモ。」みたいに見えます。
まず、言葉の意味ですが、
「dry up」は、「からからに乾く」「干し上がらせる」という意味が一般的ですが、「話が尽きる」「話せなくなる」といった意味もあります。
prune…
「prune」は、「スモモ」「プルーン」と言う意味が一般的ですが、「大馬鹿者」「間抜け」という意味(俗語)もあります。
ちなみに語源ですが、「乾燥プルーン」が「しわしわ」であり「精彩を欠く様子」から、「大馬鹿者」「間抜け」となったようです。
「黙れ、ダーズリー!この間抜け!」というところから、「すっこんでろ」といった感じにしたのでしょうか。
原作でバーノンは、太ったまん丸の顔をよく赤くしています。
そういった事からも、これは「干からびる(dry up)」と「プルーン(prune)」を上手に掛けたものなのかもしれないですね(・∀・)
当たり前ですが、キツイ言い方です。
日本語でもそうですが、「黙れ!」って、かなりキツイ言い方です。
「静かにしてよ!」「黙っててよ!」でも結構キツイですよね。「静かにしてもらっても良いかな?」なんて、大体はやんわりと言いますよね。
キツめな方からいきたいと思います(・∀・)キャハ!!
確か(記憶上ですが)、ハリーポッター3巻のアズカバンの囚人でも、「 Shut up!(シャッラップ!!)」とハリーが怒鳴っていたような気がします。
当たり前ですが、丁寧な言い方ではないので、よっぽど怒ってもいない限り、あまり使わない表現です。
(ネイティブの方(英会話講師)に教わった事があります。)
「Please shut up.」とも言いません。
「ビークワイエット」って聞いた事あるのではないでしょうか?
中学の頃、英語の先生が良く言っていたような気がします。
「please」を付けるだけでも、うんと変わってきますね。
かなり丁寧な言い方になります。
人に注意をするのって、なかなか難しいですよね。
言い方次第では、揉め事の原因にもなります。
「Be quiet.」も、言い方や声のトーンで、受け取る側の捉え方がだいぶ変わってくると思います。
机をドンッなんて叩かれながら「Be quiet!!」と言われるのと、穏やかな口調で「Be quiet.」と言われるのでは全然違いますもんね。
また、口に人差し指を当てて「シーッ」ってやるジェスチャーですが、英語圏でも共通して使えるジェスチャーだそうです。
敢えて言葉に出さなくても、ジェスチャーで伝えることも出来るんですね。
Buck off!
引っ込んでてよ。邪魔しないでよ。
「下がって!」と、人に後ろに下がってもらいたい時にも使える表現です。
「引っ込んでろ」「邪魔するな」などの表現は、かなり多くあります。
「あなたには関係ないでしょ」「ほっといて」「口出ししないで」といったように、様々な言い回しが沢山あるからです。
いずれにしても、きつめの表現なので、あまり使いたい表現ではないですが、「 Buck off!」だけでも覚えておけば、「引っ込んでてよ!」と意思表示は出来ます。
穏やかに過ごせるのが一番ですね(´・ω・`)
それでは今回も、閲覧していただき、ありがとうございました。
コメント
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