こんにちは!はっちです!
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のワンシーンから、印象的な英語フレーズをピックアップして学習していきます。
今回は、ハグリッドがバーノン叔父さんに放ったちょっとユニークでインパクトのある一言を取り上げます。
どんな場面で使われたのか?
ハリーに届いた謎の手紙から逃げるため、ダーズリー一家は遠く離れた孤島の小屋に避難します。
そして前回記事にて、小屋の扉を破って現れたのが、巨人のような大男=ハグリッドでした。
バーノン叔父さんは銃を構えて抵抗しますが、ハグリッドはまったく動じることなく、銃を簡単に折り曲げて一喝。このセリフを放ちます。
人に対して銃を向けるのも野蛮ですが、銃を折り曲げるというのもなかなかダイナミックですねw
今回のフレーズ紹介

Dry up, Dursley. You great prune.
黙れ、ダーズリー。お前はすっこんどれ。
フレーズの単語リスト
単語 | 品詞 | 意味 |
---|---|---|
dry up | 句動詞 | 黙れ、静かにしろ(口語表現) |
Dursley | 固有名詞 | ダーズリー(人名) |
prune | 名詞(俗語) | プルーン、間抜け、大バカ者 |
great | 形容詞 | (皮肉を込めた)すごい、でかい |
「dry up」と「prune」の持つ意味について
まず「dry up」。
これは「からからに乾く」という意味の他に、「話が尽きる」「話せなくなる」という意味も持っています。
そこから転じて、相手に「黙れ!」と強く命じる時に使われるようになったんですね。
ダーズリーのやかましい言動に、ハグリッドも思わずこの言葉を使ったのでしょう。
そして、ちょっとユニークなのが「prune」。
一般的には「プルーン(乾燥させたスモモ)」として知られていますが、実は俗語として「大馬鹿者」「間抜け」という意味もあるんです。
一説には、乾燥してしわくちゃになったプルーンの見た目から、「精彩を欠く様子」が連想され、「頭が冴えない」「愚かだ」といったニュアンスで使われるようになったと言われています。
ハグリッドは、ダーズリーの意地悪さや頑固さを、しわくちゃのプルーンになぞらえて表現したのかもしれませんね。
類似例文の追加
- Dry up, will you?
(うるさいな、黙っててくれない?) - Oh, dry up! Nobody cares.
(うるさいな!誰も気にしてないよ) - You great lump!
(この大きな間抜け!)
代わりに使える表現
表現 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
Shut up! | 黙れ! | 非常に強い言い方。注意が必要 |
Be quiet. | 静かにして | 中立的な言い方 |
Could you be quiet? | 静かにしていただけますか? | 丁寧な依頼表現 |
Back off! | 引っ込んでろ! | 怒った時のきつい表現 |
Don’t get in the way. | 邪魔しないで | 状況に応じて使える便利な表現 |
実践練習コーナー
次の文を完成させてみましょう!
- ( ), will you? I can’t hear the TV.
- He’s such a ( ) sometimes. Always messing things up.
- Hey! ( )! I’m trying to study!
- → 答え:Dry up
- → 答え:prune
- → 答え:Be quiet または Shut up(カジュアルな場面で)
今回のフレーズ「Dry up, Dursley. You great prune.」は、日常ではなかなか使わないかもしれませんが、英語ならではのユーモアとニュアンスが詰まったセリフですね。
ぜひ今回のフレーズや類似表現を、自分の英語フレーズ集に加えてみてください。
次回もハリーポッターから、楽しくて使える英語を一緒に学んでいきましょう♪
コメント
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