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こんにちは。
今回もハリーポッターから英語を学んでいきます。
今回のフレーズでは「ain’t」という単語が使われています。
皆様も、映画や洋楽などで見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
この「ain’t」は一般的な英文法ではなく、口語表現(どちらかと言えばスラング)になっています。
それではさっそく確認していきましょう。
前回記事にて、入学準備にダイアゴン横丁へ訪れたハリーですが、お金を持っていないため、「僕、お金ないんだよ。」とハグリッドに言います。
前回記事
[nlink url=”https://harry-english.saa0616.com/i-havent-money/” title=””]
そんなハリーにハグリッドはこう言います。
そして今回の記事でハグリッドは、さらに「こんな安全なところはないぞ。」と付け加えます。
グリンゴッツ銀行が厳重な警備により安全であることは、物語にとっても重要な意味を持ちます。
ちなみにですが、実際には「こんな安全なところはないぞ。ホグワーツ以外にな。」というフレーズになっています。
実用性の面から「ホグワーツ以外にな」という部分はブログ内では触れませんが、物語としては「ホグワーツ(ハリーが通うことになる魔法学校)が1番安全」という事
も重要な情報になります。
では早速、ハグリッドの台詞を確認しみましょう。
私達が学校で習ってきた英語では、「am not = ain’t」とは習ってきていないですよね。
「ain’t」は、最初こそ「am not」の省略形として使っていたものの、定着することがなく、そのまま「is not」「are not」「have not」の省略形としても使われるようになった、口語的な表現です。
つまり「ain’t」=「am not」「is not」「are not」「have not」「do not(地域によっては、do not の場合もあり)」となります。
スラングに近い表現になり、上品な言い方ではありません。
あくまでニュアンスですが、訳で比べてみると、以下の様な違いになります。
例
あくまでもニュアンスですw
ただ、ハグリッドが言っているフレーズだと思えば、納得もいきますね。
今回のフレーズに話を戻しますが、主語もなく、いきなり頭から「Ain’t~」となっています。
これはおそらく「There」が省略されているのだと考えられます。
文脈的には「There isn’t」→「There ain’t(スラング)」→「Ain’t(口語表現によりthereを省略)」といった解釈をしています、私は。
今回のフレーズでややこしいのは「ain’t」だけではありません。
Ain’t no safer place,not one.
上記のように「not」に「no」が続いているのです。
結論から言ってしまうと、二重否定しているわけではなく、単純に否定しています。
「ない」のが「ない」のではなく、単純に「ない」のですw
一つ一つ紐解きながら見てみましょう。
単純に否定しているので、安全な場所は「ない」ということになります。
「not one」ひとつもない
つまり、「どこにも安全な場所はない」ということを言っているわけですね。
最後に、ダイアゴン横丁へ来てからの、ハリーとハグリッドの会話の一連の流れを確認してみましょう。
ダイアゴン横丁みたいな所に行ってみたいですね、楽しそうです。
さて、長くなってしまいましたが、今回も閲覧していただき、ありがとうございました。
コメント
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