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こんにちは。
今回もハリーポッターから英語を学んでいきましょう。
今回は「謝罪する」というとてもシンプルな場面で使われるフレーズです。
前回、大男が突然小屋に現れ、怯え切ったバーノンが銃を構えながら「Who’s there?(誰だ?)」と言いました。
前回記事
[nlink url=”https://harry-english.saa0616.com/who-is-there/” title=””]
そして姿を現した男は、扉を力ずくで開けるのですが、扉ごと床に倒しちゃいます。
その後扉をまた拾って、もとの位置に戻してから一言、「 すまんかったな。」というのです。
あんまり細かく語れるシーンではありませんw
簡単に言ってしまえば、「 ドア壊しちゃった!すまん!」という事です。
「すまんかったな。」なんて「ごめんなさい。」みたいなもので、「英語にするなんて、簡単でしょ。」と思われる方も居るとは思いますが、豆知識も手に入れたので、読んでいただけると嬉しいです。
映画の演出上(役柄上?)、「すまんかったな。」なんて謝り方をしていますが、要は「ごめんね。」という事です。
普通に考えていくと、「I’m sorry.」で「ごめんなさい。」となりますよね。
映画ではこのように言っています。
単語確認
「about~」で、aboutの後ろに物事を入れることにより「~について」となります。
「that」は、「そのこと」と言った感じです。
「そのことについてはごめんなさいね。」=「すまんかったな。」ということです。
「I’m sorry.」と「Sorry.」ですが、「ごめんなさい。」と「ごめんね。」のようなものです。
「I’m so sorry.」で「 本当にごめんなさい。」ともなります。
「sorry」の後ろには、「for」や「about」を付ける事で、何に対して謝っているのかを伝える事が出来ます。
先ほどの「Sorryaboutthat.」もそうですね。
何が違うのか、一見凄く分かりにくくないですか?
「about」には「残念に思う」という「後悔」の気持ちが含まれています。
そのミスによって相手に迷惑をかけてしまい、「申し訳ない」というときには「for」、なんで私あんなミスしちゃったんだろうといった「自責の念」がある時には「about」といったところでしょうか。
「for」は、「お詫びの気持ち」もそうですが、「可哀想に思う」といった感情も含まれます。
誰かに対して「謝罪」の意味で使う場合であれば、「for」を使うか「about」を使うかで、あまり大きな問題は出てこないと思います。
ですが「人の不幸」に対して使うときには、大きく意味が変わってしまいます。
ネタバレになってしまいますが(といっても有名ですが)、ハリーの両親は亡くなっています。
大体の方は、「ハリーの両親」に対して「可哀想」に思い、「ハリーの両親に起こった事件」に対して「残念」に思うのではないでしょうか。
つまり、
という事になるわけです。
「ルールとして」というよりも、「人に対しての思いやり」として「for」の後ろには「人」を置き、「about」の後ろには「事件や出来事」を置きます。
「人に対しての思いやり」としてと言うのは、ちょっと私自身の 独断な部分もあります。
(でも、日本語でもそうですが、「人に対してのお悔やみの言葉」って難しいですよね、デリケートな問題ですし。
一般的に「こういう風に言う」みたいなものはありますが、それって「ルール」というよりも、「思いやり」の気持ちなんだと思うのです。)
話が逸れましたね、すみません><
頑張って覚えようとはしますが、使い分けは難しいです。
つい先程お話してた、「お悔やみ」の文もそうですが、「謝っているわけじゃないI’m sorry.」も存在します。
よくあるフレーズとしては
というものです。
直訳してしまえば、「そんな事聞いてしまってごめんなさい。」ですが、「お気の毒に。」という「同情」の言葉です。
もし悲しい出来事などを話した時に「I’m sorry to hear that.」と言われても「謝ってんじゃねーよ」とは思ってはいけません。(思わないか。)
じゃあ、もし自分が質問をした結果、「変なこと聞いちゃって悪かったな・・・」と「謝りたくなった時」はどうすればよいのでしょうか。
結局のところ、相手が自発的に話した出来事に対して、謝る人は居ませんよね。
「 お気の毒に」「 可哀想に」となるのが一般的です。
謝りたいのは、「自分が質問してしまった事」なので「ask」に対してです。
これはあまり深く追求するよりも、「I’m sorry to hear that.」で「お気の毒に。」なのだと素直に受け入れるのが良いかもしれませんね。
日本人って、とてもよく謝りますよね。
私もです。
さっきも「 話が逸れましたね。すみません。」と上記のどこかで言いました。
人とすれ違う時も「ちょっとごめんなさい」、人に何か貰っても「気を遣わせちゃってすみません。」、何かと謝罪をしたがります。
「I’m sorry.」とは「 自分の非を完全に認める」ことになるそうです。
つまり外国の人から見たら、日本人の「ごめんなさい」は「なんでそこで非を認めるのよ?」となることばかりなようです。
自分が起こしたわけではなく、相手方が完全に悪い事故だとしても、日本人は「迷惑をかけた相手(助けてくれた人など)」に対して、「すみません。」と言ってしまいますよね。
それは、外国人からしたら「どうして?」と思うのだそうです。
じゃあどうすればよいのでしょうか。
人に何かを貰った・褒められた・助けてもらった時には、素直に「Thank you.(ありがとう)」とお礼を言えば良いのですね^^
人とすれ違ったり、ちょっとした間違いをしちゃった時などは、「Pardon me.(失礼します。)」「Excuse me.(すみません。)」を使うのが良いです^^
何でもかんでも、「謝れば良い」ということではないですもんね。
謝る時は「何がいけなかったのか」「これからどうするのか」、きちんと考えて謝りたいと思います。
今回は、ちょっと「謝る事」とは逸脱した内容も入っていますが、ご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
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