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こんにちは。
今回もハリーポッターから英語を学んでいきましょう。
グリンゴッツ銀行に訪れた、ハリーとハグリッドですが、前回記事にてようやく頭は良いけど愛想のないゴブリンと対面しました。
「ハリーの金庫を開けてほしい」とハグリッドが頼むと、ゴブリンはハリーに対し、嫌味な質問をします。
ハリーに聞くのだから、「あなた鍵持ってる?」と「you」と使えばいいのに、上記の質問を直訳すると「それでハリーポッターさんは彼の鍵をお持ちなのかな?」と、まるでハリーが偽物で、本物のハリーの鍵を持ってるのかという質問をしているように見えるんですよね。
前回記事
[nlink url=”https://harry-english.saa0616.com/have-his-key/”]
そんな嫌味なゴブリンに、ハグリッドは「待ってくれ。どっかにあったぞ。」とポケットを漁ります。
ちなみに上記の訳は日本語音声で、通常の字幕だと「鍵か・・・どっかに。」という訳になっています。
今回のフレーズでは、割と聞き慣れている表現が登場します。
「Wait a minute.」で「待ってくれ。」
よく見たり聞いたりする表現だと思います。
ですが、「待って!」という意味では「Just a moment (,please).」もよく使われています。
相手の言っている事を遮りたい時や、逃げようとしている人を呼び止める時に使われる表現。
電話などで相手を待たせる時などには使わない。
Just a moment.
誰かを時間的に待たせる時に使う表現。ビジネスでも使える。
電話などで相手に言う「少々お待ち下さい。」はこっち。
「Wait a minute.」の方が多少キツめにはなってしまうけれど、「Wait a minute,please.」で少し丁寧にすることは可能です。
「Just a moment.」が「ちょっと待ってね。」という柔らかめな表現なのに対し、
「Wait a minute.」は「ねぇちょっと待ってよ」という感じのニュアンスだと私は思っています。
両方とも命令文になっていますね。
命令文については、こちらの記事から確認できます。
さて、それでは「どっかにあったぞ。」の部分を見てみましょう。
この時の「it」は「the key」の事ですね。
鍵の事を指しています。
また、もうおなじみになっていますが、「got」の前の「I」は省略されています。
要はこういう事です。
「I got the key here」で、「鍵はここにある(入れた)」というニュアンスになりますが、「somewhere(どこか)」と付けることで、「どこかここらへんに」という曖昧な言い方になります。
ハグリッドはこの時、ポケットを漁っていたので、「here」もポケットを指しているのでしょう。
(その時々によって「here」の位置は変わってくるわけですね。)
「鍵を持っている」と言うことなら「got」じゃなくて「have」でも良いのです。
今回の場合、haveを使っていないのは、ハグリッドがダンブルドアから鍵を受け取ったからなのかもしれません。
英語って奥が深い。。。
さて、それでは今回も、閲覧していただき、ありがとうございました。
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