「そう、お前さんだよな。」簡単だけど教科書には載ってないフレーズ。賢者-ch4

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映画を観ながら英語を拾い集めていくと、簡単な単語だけで作られているフレーズを良く見かけます。

「英語音声」でも「英語字幕」でも意味は分かるような 簡単なフレーズなのですが、でも自分が同じ場面に出くわした時、きっと私はそのフレーズを「声に出す」ことは出来ないのだと思います。

「聞いて分かる」、「見て分かる」のと、「言える」っていうのって少し違いますよね。

教科書に書いてある英語って、日常会話を覚えたい人が学びたい英語とはちょっと違うから、映画を観ている方が何倍も面白いです。(私の場合)

今回の内容は、そんな「 簡単だけど教科書に載っていないフレーズ」です。

どんなシーン?

前回小屋に現れた大男ですが、わざわざ遠くの孤島まで訪れたのは、ハリーに会うことが目的でした。

Hagrid
I haven’t seen you since you was a baby,Harry.
赤ん坊の時以来だな、ハリー。

と声を掛けましたが、大男が話しかけた相手は、ハリーではなく、従兄弟のダドリーだったのです。

自分がハリーではない事を主張するダドリーと、自分がハリーだと正直に言うハリーと、それを実は分かっていた大男の会話で、今回は フレーズが3つ出てきます。

「僕じゃないよ。」「僕だよ。」「そう、お前さんだよな。」

それでは、会話の流れを見ていきましょう。

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会話の流れ

まずは前回のシーンで、大男がダドリーに対して、こう言います。

Hagrid
I haven’t seen you since you was a baby,Harry.
赤ん坊の時以来だな、ハリー。

(この台詞の後、映画だと「お腹が出てきてるな」とからかう台詞があるのですが、それはあまり使わなそうだったので、ブログでは省略します。)

そして、もちろんダドリーは「自分ではない」と否定をし、ハリーが「自分がハリーであること」を正直に言います。

Dudley
I’m not Harry.
僕じゃないよ。
Harry
I am.
僕だよ。

この2文は「be動詞」を使った簡単なフレーズになっていますね。
be動詞の確認は下記リンクより出来ます。

→→→be動詞の入った肯定文を疑問文・否定文にするのは簡単

そんな2人に対して、大男はこう言います。

Hagrid
Well,of course you are.
そう、お前さんだよな。

of course(もちろん)」と言っているあたり、最初からダドリーがハリーではない事を分かっていて、ちょっとふざけたのではないかと思われます。

このくらい短くて簡単なフレーズなら、いちいち習う必要もないかとは思いますが、こんな簡単なフレーズでさえも、いざ会話としてやりとりしようとすると言葉に詰まったりします。

「こう言いそうだけど、本当にそう言うの?簡単すぎない?」とためらってしまいそうなものでも、「 本当にこうやって言うんだ。」と再確認できれば、ためらいなく使えますよね(・∀・)

「well」って何?

Hagrid
Well,of course you are.
そう、お前さんだよな。

この文の文頭にある「well」ですが、映画を観ているとかなり見かけます。

「very well」で「とても上手」などと訳すので、一見「良い意味」の相槌に使うようにも見えますが、 そういう事ではありません

会話の文頭で使われる「well」は、「えーっと・・・」「じゃあ」「さて」「そう」といったような意味で使います。

この文頭で使われる使い方は「間投詞」としての使い方になります。

「Well」自体にほとんど意味が無い場合もあれば、「同意」「諦め」「疑念」「驚き」「安心」といったような感情が含まれていることもあります。



そんなに難しいことではなく、日本語でも「じゃあ、1個でいいや。」と言われれば、「諦め」なんだと分かりますし、「そう、それでいいんじゃない。」と言われれば、「同意」なのだと分かります。

「えーっと、○○~」の「えーっと」はおそらく意味もない、間を繋ぐための言葉ですよね。
英語だとそれが文頭の「Well」になっただけなので、変な話、分からなかったら分からないで、そんなに気にすることもありません。

闇雲に使うのはどうなのかと思いますが、会話に詰まった時、間を繋ぐのに「Well」を使ってみるのも良いかもしれませんね。

それでは、今回も閲覧していただき、ありがとうございました。

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